この記事では「空腹時の食事の取り方のコツ」について解説します。この記事は５分で読めます。
空腹時のひもじさは何とも例えようのない感覚です。そんな憂うつな空腹ですが、私たちが代謝を上げていくうえで大きな役割があります。
食べた宅配冷凍弁当およそ120食、食べて体脂肪を燃やすことに執念を燃やして、20冊ほど専門書を読み漁ったぽかりが分かりやすく解説します。
- 空腹時に食事を取る際は、何に気をつけるべきかを知りたい
- 空腹時にどんなものを食べたら、より代謝が上がるのかを知りたい
上記の内容を知りたい人にとっては、おすすめな記事となっています。
- 糖新生で「脂質代謝」が高まり、体脂肪を燃焼する絶好のチャンス
- 糖新生は、空腹時や睡眠時などの飢餓モードの時に起こる
- ここで糖質過多の食事を取ると「糖質代謝」に戻るのでNG！
- 空腹時は、たんぱく質や脂質、ビタミンやミネラルなどを摂る
空腹は苦手なもの、憂うつになりがち
空腹時のひもじさや辛さは、なかなか代替できないものがあります。
支度をすれば食事が取れるのに、忙しさに追われて空腹を凌がなければいけない時は、何とも言えない気持ちになります。
心身ともに制御できない
空腹でいちばん苦手なのは、心身ともにコントロールがしにくくなることです。
まず、お腹が鳴るのを合図に集中力が切れてきます。これ以上に厄介なのは、食べたいのに食べられないストレスでイライラしてくることです。
普段だと何ともないようなことにもひとりで腹を立てて、機嫌も悪くなります。
空腹時は体脂肪を燃焼しやすくなる？
この憂うつの種である空腹ですが、上手に付き合っていくと、体脂肪を食事で燃やす上で非常に大きな役割を担ってくれます。
この空腹の時にどんな食べ物を身体に摂取するのかで、体脂肪を燃焼させるのか、それとも、さらに脂肪を蓄積させるのかの、大きな分かれ目となります。
空腹時は体脂肪を燃焼する絶好のチャンス
空腹を上手く味方に付けられれば、食事で効率よく体内の体脂肪を燃焼させることができます。まず、空腹時に私たちの身体の中で何が起きているのかを見てみましょう。
空腹時の体中の状態
空腹時や絶食時、睡眠時などは、血糖値が大きく下がっている状態です。
血糖値の低下は、脳細胞に大きな影響を及ぼします。脳には栄養素を選別するところがあって、脂肪酸はそこを通過できないのでエネルギー源として使うことができません。
そこで肝臓に蓄えられている糖が貴重な栄養源となります。その糖も体外から栄養が入ってこないと、半日〜１日ほどで底をつくので、糖質以外の物質で糖を作る必要が出てきます。
糖新生が起こる
体内で糖が足りなくなった時、生命の維持に必要な一定の血糖値を維持するために、肝臓でブドウ糖が生み出されます。このことを糖新生といいます。
糖新生は、たんぱく質であるアミノ酸などを材料にして糖を作り出します。肝臓で代謝され、血液中を流れて筋肉や各細胞に運ばれて行きます。
糖新生が起こることのメリット
糖新生が起こると「脂質代謝」が高まり、体脂肪を燃焼する絶好のチャンスとなります。
体内に糖が少ない状態なので、ここで糖質を摂り過ぎない限り、すぐに「糖質代謝」に切り替わることはありません。
今までただ苦しかった空腹ですが、
- これで体脂肪がエネルギーに変わっているんだな
- 今、身体の中にストックされた体脂肪が使われているんだなぁ
そう思うと、少しは空腹のひとときを、心穏やかに過ごせるような気がします。
空腹時に食事を取るときの３つのコツ
空腹時は「脂質代謝」が高まって、体脂肪を燃焼できる絶好のチャンスなのですが、その時の食事の取り方には注意が必要です。
せっかくの体脂肪燃焼のチャンスが無駄にならないように、空腹時の食事の取り方についてのポイントを解説します。
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慌てて糖質まみれの食事を取るのはNG！
低血「糖」という文字を見て、何も考えずに、低血糖の時は速やかに糖分を摂ったほうがいいと思っていました。
持病がある場合や症状が重い場合は別として、慌てて糖質を摂るのは待ってください。
慌てて糖質を摂ってしまうと、血糖値が上がって、身体は速やかに糖質を消費しようと「糖質代謝」になってしまいます。
と同時に、肝心の「脂質代謝」がストップしてしまいます。これでは、せっかく訪れた糖新生という脂肪燃焼のチャンスを逃してしまいます。
空腹の時間の長さよりも、食べる物の質が問題
よく、長い空腹の後に食事をすると、太りやすくなるという話があります。
これは、長い時間空腹なところに糖分を摂取すると、一気に血糖値が上がりインスリンが分泌されて、余った栄養を蓄えようとして太りやすくなるからです。
上記の話でいえば、糖質が多い食品を選ばなければ、急激に血糖値が上昇しないので「糖質代謝」にはなりにくいです。
ポイントは、空腹時間の長さではなく、空腹後に何を食べるかで「脂質代謝」を高められるかが決まる、ということです。
空腹は糖質を欲しているのではない
空腹になると、どうしても手っ取り早く食べられる糖質でお腹を満たしたくなります。しかし、ここで一度身体が本当に欲しているものは何かを考えてほしいです。
空腹時、特に寝起きは糖新生のスイッチがいちばん入りやすいと言われています。そこで、糖質の多いパンやフルーツ、グラノーラを食べるのは、もったいないです。
身体が本当に欲しているのは、糖質そのものではなく、体内のエネルギーを使いやすくするための材料である、たんぱく質や脂質、ミネラルやビタミンです。
糖新生で「脂質代謝」を高めるためにも、糖質を控えて、本当に身体が欲している栄養素を摂るようにしましょう。
【おまけ】宅配冷凍弁当を使って「脂質代謝」を高める食事にしよう
糖新生で「脂質代謝」を高める食事の取り方として宅配冷凍弁当を使うのは、いくつかの点で理にかなっています。
まずは、おかずセットでごはんがないので、糖質が控えめなことです。
糖質を控えた分、動物性たんぱく質や植物性たんぱく質、マゴハヤサシイの食品を付け足すと、「脂質代謝」に必要な栄養が摂れる食事にカスタムできます。
次に通常のお弁当よりボリュームが少なく、栄養バランスが取れた状態なので、この条件も付け足しするには有利な点です。
動物性たんぱく質をメインに主菜を決めて、植物性たんぱく質やマゴハヤサシイの食品を組み合わせて、１食の見た目で50％がたんぱく質主体になるのが理想です。
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まとめ：空腹時は「脂質代謝」を高めるチャンス。糖質を控えてたんぱく質主体の食事で代謝を上げよう！
- 糖新生で「脂質代謝」が高まり、体脂肪を燃焼する絶好のチャンス
- 糖新生は、空腹時や睡眠時などの飢餓モードの時に起こる
- ここで糖質過多の食事を取ると「糖質代謝」に戻るのでNG！
- 空腹時は、たんぱく質や脂質、ビタミンやミネラルなどを摂る
空腹は集中力を低下や、イライラしやすくするなかなか憂鬱なものですが、「脂質代謝」を高めて体脂肪を燃焼させるのに、絶好のチャンスでもあります。
下記は、体脂肪を食事で燃やす方法や、よく噛むと痩せることについてを知りたい人向けの記事なので、合わせてご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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