瘦せるために食生活を見直すためには、目標を具体的にすることが必要です。
『いつまでに何㎏痩せる』と宣言しましょう。
この記事では、痩せるために必要な目標体重の設定や、1日に必要な摂取カロリーの計算方法について解説します。この記事は5分で読めます。

- カラダをととのえるのに必要な、適切な目標体重の設定方法を知りたい人
- カラダをととのえるのに必要な、1日のカロリーやPFCバランスを知りたい人
この記事を読むことで、カラダをととのえる目標体重を設定するやり方や、1日に必要な摂取カロリーを計算するための4STEPが分かります。是非最後までご一読ください。
この記事で言いたいこと

継続的にカラダをととのえるためのポイント
- 痩せるには、具体的な目標設定が必要
- 目標体重の設定は、体脂肪率も考慮する
- PFCバランスはカラダをととのえる向けに都度調整する
カラダをととのえる目標体重を設定する

まず目標にしたいのが、病気にかかりにくい適正体重です。
これは自分の身長に合った適正体重を計算する方法で、BMI値(ボディマス指数)といいます。
体重が落ちたこと=脂肪が落ちたことではありません。
体重は適正でも、体脂肪率は高い「隠れ肥満」の場合もあるので、体脂肪率を考慮に入れて目標設定をしましょう。
BMI値を使った目標体重の設定
BMI値(ボディマス指数)とは、自分の身長に合った適正体重を計算する方法です。
病気にかかりにくい適正体重は「BMI=22」で、この数値が目安となっています。
計算式
BMI=体重(㎏)/(身長(m)×身長(m))
BMI値の目安
BMI値 | 状態 |
---|---|
8.5未満 | 痩せ |
18.5~25 | 普通 |
25~30 | 肥満レベル1 |
30~35 | 肥満レベル2 |
35~40 | 肥満レベル3 |
40以上 | 肥満レベル4 |
例)身長160㎝、体重60㎏の場合
□現状把握:
BMI=60(㎏)/(1.6(m)× 1.6(m))=23.4375≒23
〇BMI値を使った目標設定:BMI値が22になる体重
BMI=X(㎏)/(1.6(m)× 1.6(m))=22
適正体重:56.32(㎏)
体脂肪量を使った目標体重の設定
体脂肪量は、体重(㎏)× 体脂肪率(%)で計算できます。
また、体脂肪率は身長や体重からは測定が難しいので、体脂肪計付き体重計での計測がおすすめです。
男女別適正体脂肪率の目安
女性の適正体脂肪率の目安 | 男性の適正体脂肪率の目安 | ||
~19.9% | やせ | ~14.9% | やせ |
20~24.9% | 適正 | 15~19.9% | 適正 |
25~29.9% | 軽い肥満 | 20~24.9% | 軽い肥満 |
30%~ | 肥満 | 25%~ | 肥満 |
例)身長160㎝、体重60㎏、体脂肪率30%の場合
□現状把握:体脂肪量=60(㎏)× 0.3(%)=18(㎏)
体脂肪量:18(㎏)
〇体脂肪量を使った目標設定:体重56㎏、体脂肪率25%にした場合
体脂肪量=56(㎏)× 0.25(%)=14(㎏)
18(㎏)【今の体脂肪量】-14(㎏)【理想の体脂肪量】=4(㎏)
体脂肪量:現状から-4(㎏)落とす
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スタイルがよく見える目標体重の設定
適正体重以外にも、いくつか数値の目安があります。
- 美容体重 :BMI値20くらい
- モデル体重:BMI値18くらい
BMI値18は痩せすぎで、健康を損なう可能性が高いので注意しましょう。
また平均以下に保つためのハードな食事制限などは、より多くのストレスが掛かります。
誰のためにカラダをととのえるのか、他人からどうみられるのかではなく、自分がいちばん健康で、心地よくいられるための目標設定にしましょう。
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1日に必要な摂取カロリーを計算するための4STEP!

1日に必要な摂取カロリーを求めるには、基礎代謝量と1日の消費カロリーを出す必要があるので見ていきましょう!
基礎代謝量は、生命を維持していく上で必要最低限のエネルギー量のことです。
また、1日の消費カロリーは、基礎代謝量と活動量(身体活動レベル指数)を掛け合わせたものになります。
1日の摂取カロリーを求める際に、1日のPFC(3大栄養素)の目標量も計算します。この双方が計算できると、食材選びがより具体的なものになるでしょう。
カロリー(エネルギー)とは何か

まず、カロリー計算をする前に、基礎知識を学びましょう。
食品のカロリー計算ではおもに、キロカロリー(㎉)が使われます。
カロリーは身体を動かすための動力源で、必要不可欠なものです。
また、カロリーというのは、身体の中で作り出す熱量(エネルギー)の単位で、同じg数の食材でも、含まれるエネルギー量は異なるので確認しましょう。
カロリーの中に含まれる栄養は、同じ100gの食材でも割合は異なります。

カロリーと体重の関係

痩せるためには、摂取したカロリーよりも消費したカロリーを多くすることです。
不足した分を体内にある脂肪を燃焼してエネルギーに換えるため、体重が減ります。
カロリーは少なすぎると栄養障害などのリスクがあるので、注意しましょう。
反対にカロリーを摂り過ぎてもリバウンドや肥満、生活習慣病のリスクがあるので、バランスよく摂りましょう。
STEP①:基礎代謝量を計算する
まず基礎代謝量を計算します。
計算式はいくつかありますが、今回はより日本人に適した国立健康・栄養研究所の計算方式を参考にしています。
計算式
基礎代謝量(BMR)=(0.1238+0.0481x体重+0.0234x身長-0.0138x年齢-0.5473x性別)x1000/4.186
※男性=0.5473×1、女性=0.5473×2
例)女性、39歳、身長160㎝、体重60㎏の人の場合
基礎代謝量(BMR)=(0.1238+0.0481×60+0.0234×160-0.0138×39-0.5473×0.5473×2)x1000/4.186≒1,354(㎉)
計算が苦手、面倒な方は下記リンク先で自動計算してくれます。
下記参照のリンク先のフォームに、性別・年齢・身長・体重を入力してください。
STEP②:1日の消費カロリー量を計算する
次に1日の消費カロリーを計算します。
人によって性別や年齢、体格差や活動量が異なるので、基礎代謝量に活動量(身体活動レベル指数)を掛け合わせて求めます。
計算式
1日の消費カロリー量=1日の基礎代謝量×身体活動レベル指数
身体活動レベル指数
活動量が低い人(×1.2) | デスクワーク中心+通勤や通学、近所への買い物程度 |
活動量がやや低い人(×1.375) | デスクワーク中心+週1~2回の軽い運動や筋トレ |
活動量が標準な人(×1.55) | 会社でよく動く+週1~2回の強度が高い運動や筋トレ |
例)女性、39歳、身長160㎝、体重60㎏、活動量がやや低い人の場合
1日の消費カロリー量= 1,354(㎉)x1.375≒2,099(㎉)
計算が苦手、面倒な方は下記リンク先で自動計算してくれます。
先ほどの参照のリンク先がそのまま別タブで開いているので、基礎代謝量を出した状態で活動量を選択してください。
STEP③:1日の摂取カロリー量を計算する
いよいよ、1日の摂取カロリー量を計算します。ここでは具体例を用いて解説します。
例)39歳、身長160㎝、体重60㎏、活動量がやや低い人
□1か月で1㎏痩せたい場合
脂肪1gのエネルギー量は9㎉。脂肪1,000g中20%は水分なので
9(㎉)× 1,000(g)× 0.8(脂肪の比率)=7,200(㎉)
日割りにするために30(日)で割ると
7,200(㎉)/ 30(日)=240(㎉)
1日の消費カロリーから日割りの摂取カロリーを引く。
2,099(㎉)- 240(㎉)=1,859(㎉)
計算が苦手、面倒な方は下記リンク先で自動計算してくれます。
先ほどの参照のリンク先がそのまま別タブで開いているので、1日の消費カロリーまで出した状態で、希望期間と痩せたい体重(㎏)を選択してください。
1日の摂取カロリーが基礎代謝量よりも下がる場合は、赤文字とアラートで教えてくれます。
設定のやり方によっては、1日の摂取カロリー量が、先ほど計算したSTEP①の基礎代謝量を下回ることがあります。
基礎代謝量よりも1日の摂取カロリー量が下回ると、
- リバウンドしやすくなる
- 省エネモードでカロリーを消費しにくくなる
- 栄養障害になるリスクがある
上記の可能性があるので、もっと緩やかな期間や体重設定にするのがおすすめです。
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PFCとは何か

まずPFCとは、たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字です。
食品の中で、おもにエネルギー源として利用される3大栄養素です。
それぞれの栄養1gあたり、身体の中で作り出すエネルギー量は下記です。
- たんぱく質:4㎉/g
- 脂質:9㎉/g
- 炭水化物:4㎉/g
PFCバランスは、生活習慣病の発症や重症化の予防のため、厚生労働省が定めました。
しかし、カラダをととのえる目的で活用する場合は、たんぱく質を多めに、脂肪を少なくするなど、若干変更することが望ましいです。
カラダをととのえるのに適したPFCバランス(目安)
- たんぱく質:30~40(%)
- 脂質:10~20(%)
- 炭水化物:40~60(%)
STEP④:PFCバランスを計算する
カラダをととのえるのに適したPFCバランスから、実際のPFCの量を計算します。
先ほどSTEP③で計算した1日の摂取カロリー量を使います。
例)女性、39歳、身長160㎝、体重60㎏、活動量がやや低い人
□PFCバランスを【P:3、F:2、C:5】で設定した場合
1日の摂取カロリー量:1,859(㎉)
1日の摂取カロリー量に各PFCの比率を掛けてから、各1gあたりのエネルギー量で割ります。
- たんぱく質 :
1,859(㎉)×0.3=557(㎉) 557(㎉)/4(㎉)=139(g) - 脂質 :
1,859(㎉)×0.2=371(㎉) 371(㎉)/9(㎉)=41(g) - 炭水化物 :
1,859(㎉)×0.5=929(㎉) 929(㎉)/4(㎉)=232(g)
計算が苦手、面倒な方は下記リンク先で自動計算してくれます。
先ほどの参照のリンク先がそのまま別タブで開いているので、値が出ています。
ちなみにこちらのページでは、PFCバランスがP:25%、F:20%、C:55%の設定なので、目安としてご利用ください。

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この記事のポイント
継続的にカラダをととのえるためのポイント
- 痩せるには、具体的な目標設定が必要
- 目標体重の設定は、体脂肪率も考慮する
- PFCバランスはカラダをととのえる向けに都度調整する
痩せるため1日に必要な摂取カロリーを求めるには、目標設定や基礎代謝量、1日の消費カロリーを計算するなど、いくつかのステップが必要です。

私は今でも、1日1食を宅配冷凍弁当に置き換えてカラダをととのえています。
詳しくはこちらで解説していますのでご確認ください。
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